画質、音質においてVistaとXPでは情報が錯綜している状況といっていい。
Vistaにすると画質が上がるという噂があるのだ。
私は2台PCを持っていてVistaとXPをそれぞれ入れているがハードの構成が違い画質の正確なチェックがしずらい。
ライセンスの問題でとりあえず片方のPCで両方試すというのもなかなか面倒だ。
という訳で新しくVISTA HomeBasicを手に入れてHTPC機にインストールして試す事がこの間やっとできた。
今まではXPで使用していた。
さてVistaの画質上のメリットとして上げられる物はEVRだ。
エンハンスド・ビデオ・レンダラー、これで動画再生回りを構成すると自動的にDXVA2.0が使われる。
DXVA2.0はDXVA1.0に比べて多くの動画フォーマットに対応しており再生支援自体も強力になっている。
その分CPUパワーを食わなくてすむしビデオカードの高画質機能も使えるので再生にメリットがあるという訳だ。
また従来使われていたオーバーレイ・レンダラーとは構造が違い大雑把に言うと動画に対して高度な画像処理を行いやすくなっている。
(それが高画質に結びつく場合もある)
もちろんこれらの話はアプリケーション側が対応していればの話。
さて、ここまでの説明で状況を正確に理解している人には間違いを指摘されるので早めに結論とその説明に移ってしまおう。
結論から、
まずMPC-HCを使って再生する場合VistaとXPでは画質に差はない(同じに出来る)。
PowerDVD7で再生する場合においては差がある。
まず上の説明の間違いを修正しよう。
XPでも.NET Framework3.0をインストールする事でEVRが使えるようになる。
そして適切な設定をする事でMPC-HC+ffdshowの構成でどちらも同じ画質になった。
適切な設定に付いては長くなりすぎるので今回はカット。
またXPのEVRとVistaのEVRが機能的に同等なのか調べきれていない。
(使った再生ソフトでその機能を使い切られていないから)
次にPowerDVD7だが最新のパッチではEVRに対応しているのでこれで比較を行った。
Vistaでの画質はXPに比べるとなんとなくノイズリダクションが掛っているような感じでエッジが立っている。
まるでTrDenoiseとEdgeEnhanceが0になっていないみたいだ(AMD Radeon HD2600POR使用)。
何度か確認したがレジストリは設定されているしEVRで表示している時のMPC-HCの画質と共通する物があるのでこういう傾向の絵になるのだろうと納得した。
はっきりくっきりで発色も良いしこれはこれで悪くない。
プログレッシブ収録の映画を見てる時はこれはいけるかな?とおもったがインターレス収録が駄目だった。
カクつきがでる。
設定を色々確認してみたがVistaではPowerDVD7は自動的にEVRを使っているみたいでこの新しいレンダラーへの対応が遅れているせいで再生に影響が出ているようだ。
PowerDVD7をデコーダーに使ってMPC-HCで再生も試みたがこれは画質ががくんと落ちた。
UVD(AVIVO)対応になるのはプレイヤーとして使った時だけのようで残念だ。
という訳でXPに戻した。
PowerDVD7の新しいアップデータで解消されるのを待つかVista用に一から作り直すであろうPowerDVD8が出るまで待つのが正解だろう。
という訳でVistaにすると画質が上がるという噂は正否付かないまま検証は終了。
結局再生ソフトの対応が進めばどちらでも同じ画質に出来る状況があるのでそうなってない過渡期という話だろう。
そして音質についてちょっとだけ書こう。
Vistaにするとデジタル出力で24bitが設定できるようになる。
これは可能性を秘めているのだが再生ソフトが16bitで出しているものばかり、さらにいえばコーデックが16bitで出力しているものばかりで実質的なメリットは無いと言ってよかった(笑)。
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