新規のステムシートポストのボルトが錆びる前にチタンに交換しようと思った訳だがウィルコに純チタンボルトを注文する前にはたと気づいた。
M5のネジの締め付けトルクは十分にマージンが取れているのだろうか?
純チタンは柔らかく高張力ボルトに使われる鋼(だいたいがクロモリ)に比べると1/2~1/3程度の強度しかない。
Bontragerのステムは全てM6だったからよかったが3Tは全てM5だ。
それで検索をかけた所参考になるpdfを見つけた。
右下の所にねじり破断トルクの表と「推奨締め付けトルクはねじり破断トルク×50%になります。」とある。
それで計算すると
純チタンボルトM5で5.9N・m
純チタンボルトM6で8.4N・m
純チタンボルトM8で15.2N・m
となる。
ついでにアルミも計算しておこう
A2017アルミボルトM5で1.9N・m
A2017アルミボルトM6で2.8N・m
A2017アルミボルトM8で5.0N・m
さらに
A2017アルミボルト黒アルマイト仕上げM5で1.5N・m
A2017アルミボルト黒アルマイト仕上げM6で2.2N・m
A2017アルミボルト黒アルマイト仕上げM8で4.0N・m
A2017はジュラルミンと呼ばれているアルミ合金。
ネジ、ボルトにはあまり使われないようだ。
バイクのカスタムパーツ等で売っている高級アルミネジはA7075でA2017の25%程度引っ張り強度が高いようなのでその分上乗せして考えても大丈夫だと思う。
が、それでも装飾用以外の用途に使うには不安過ぎる破断強度なのがわかる。
アルマイト仕上げをしている物はなおさらだ。
(アルマイトやメッキをするとなぜか強度が下がるらしい)
さて純チタンボルトの方だがM5で6N・mで締めても大丈夫という事がわかった。
これならステム用として使える。
が、今までよりも余裕の無い数字だという事もわかったしどうせなら64チタンのボルトをこの機会に使ってみようと思い立った。
64チタンというのはチタンの合金で純チタンに比べて2~3倍強度が高く、鋼並みに強くて重量は鋼(鉄)の60%という物だ。
航空機とか軍需用品とか値が張っても強くて軽い物が欲しい物に使われる。
バイクの軽量化アイテムによく使われるのもこの64チタンだ。
ボルト1本で1000~2000円ぐらい平気でする。
それでもネット検索して安い所を見つけた。(以下覚え書き)
 
Pro-Bolt
64チタン
イギリスなので値段がポンドな事に注意。
ユーロと勘違いすると支払いでビックリするorz
 
TitanTec
64チタン
クロネコメール便対応で送料160円、M6~なのが惜しい。
数が少ない時はいいかも
 
nejiya.net
純チタン
単価は最安、まとめて買う時は結果的に安く付きそう。
 
e-nedzi.com
純チタン
長いボルトがあるのがいい、1000円以上の購入で運賃無料。
 
という訳で今回は海外通販でPro-Boltにした。
PayPal支払いでエアメール(£8)で1週間で到着。
豪華なパンフレットが同封されていたのに笑った。
これを入れなければもっと安く送れないかな?(笑)
このPro-Boltは自転車用の交換パーツのラインナップもなかなか良くてUltegraのボルト交換セットやDura-Aceのボルト交換セットはちょっとそそった。
Dura-Aceで目算で60~70gは軽くなると思う。
Ultegraなら100gはいくかな?
そんな訳で今回の購入でどれだけ軽くなるのかというと
P1070577P1070568
M5×15mm×6個とM8×45mm×1個で21gの軽量化。
テーパーキャップになって頭径もちょっと小さくなった分比重以上の軽量化になったみたい。
これで£29.07=6173円。
ちなみに純チタンボルトなら3000円ぐらいでできます。
軽量化目的だとネジ、ボルトの交換はコストパフォーマンスが悪い部類。
私みたいに錆びるのが嫌だとか試してみたいという気持ちがなければお金の無駄遣いだ。
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