Alpha-Q TS20

オクで新品が半額で手に入ってしまった。
Alpha-Qは単品フォークで現在一番評価の高いメーカーだと思う、CRTという技術で作られていてステアからクラウンまで一続きのカーボン繊維を走らせて強度が最大になるように作られている。
シクロクロスの選手が好んで使用している事からも評価の高さが窺える。

TS20はTT用のフォークでロード用のGS20とそっくりなモデル。
違いはTS20の方が10g軽い事とAxle Center to crownが3mm長い事。
TS20の方が横剛性が低く太いタイヤが入れられる(25Cが入る)という事だと推測する。
剛性は低いと言ってもAlpha-Qのフォークだから問題ないだろう。
なにより安く買えたからこれでいいや。

実測重量はステア未カットで361g、付属品のアルミスリーブとブレーキキャリバー取りつけナット(チタン製)が27g。
ステアは上から見るとビビる程薄い。

1.4mm厚、アルミでもこんなに薄いのは無いと思う。
ちなみにステア部は1cm/2gだったのでカット後の重量を予測したい人は参考にしてください。
プラス接着時に使うエポキシで1~2gぐらい増えます。

Alpha-Qのフォークのステアを切る時の注意点を書いておきます。
・ステアはフレーム上部から80mmまでしか突き出しては駄目。
80mmという長さはアルミスリーブの長さとだいたい同じ。
これ以上突き出すとスリーブで補強されてない部分が露出するので危険なのでしょう。

・ステアカット時は2mm多くカット
アルミスリーブを付けるとだいたい2mm増えるのでその分多くカットします。
カット前に一度スリーブを差し込んで現物合わせしましょう。

・ステア最上部にステムを付けても大丈夫。
EASTONのフォークはステムの上に1cmステアが付き出るように指示されてますがAlpha-Qはアルミスリーブを接着する構造上気にしなくてよいようです。

・アルミスリーブを接着した後でも20mmまではカットしてその分中のスターナットを打ち込んでも大丈夫らしい。
未確認情報だけど構造的に本当だと思います。

さて実作業。
ソーガイドを持ってないので養生テープを何重にも巻いてガイドにする。

ステアを回しながら周囲に溝を掘っていくような感じで金鋸で気長に切る。
一方向から切っていくと垂直が出て無い時に悲惨な事になるので注意。
20分くらいでカット完了、紙やすりで面を出して接着の為ステア内側も荒らす。
説明書にはイソプロピルアルコールで脱脂しろと書いてあるが持ってないのでマイペットと布で接着面を拭いて脱脂とカーボンの粉を取ってエポキシで接着。
アルミスリーブは捩じりながら差し込む、接着剤が硬化するのに4時間掛かる。
これで作業終了、重量を量るとステア長238mmでブレーキキャリバー用ナット込み375gになった。

歴代の使用フォークを並べてみた。

左から(重量はブレーキキャリバー用ナット込み)、
TREK2000のフォーク(RACE相当、ステア長248mmで610g)
Race X Liteフォーク(ステア長238mmで445g)
そしてAlpha-Q TS20
どのフォークもエアロ形状だと初めて気づいた。
そうか、それでエアロ形状のフォークの方がカッコいいと思うんだ、刷り込まれてるんだ(^^;

まる一日おいてから組み付けた。

Alpha-Qのブレードは水滴型の断面をしていて幅が広い為、サイコンとフラッシングライトの取り付けに問題が生じた。
サイコンは何とか付けたが、ツーリングの時この位置だと問題がある、今後なんとかしないといけない。
見た目は意外に違和感が無くてよかった。
フレームから段差なく繋がるようになったし、フロントのボリュームが凄く上がって何処のスプリンターが乗る自転車?という感じになった。
…ツーリング嗜好なんですよ(^^;

試走、坂の多い南部を一周。
まず最初にFork Rakeが45mmから43mmに変わったので直進性が上がってハンドルが重くなったと感じた。
わずか2mmでも体感できるのか。
ロードフォークが40~45mmの間で作られてるのが納得できる。
そして手に来る振動が強くなると予想していたが逆にマイルドになった。
ステアまでカーボンなので振動吸収性は高いようだ。
そしてブレーキの効きが良いと感じられ、ダンシングするとクイックに追従して、下りのラインも膨らまずビシッと来る、剛性は高い。
特に縦方向はガチガチと言えるレベルだと思う。
レースXライトから3年でカーボン製品は進化していた。
より軽く、より強くが成り立つこの不思議、自転車はまだまだ面白い。

2010/10/24追記
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